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木の真実

木を誤解していませんか。




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地震に強いのは、○○工法。○○住宅。○○システム……
阪神大震災以降、各住宅会社が競うように耐震性をアピールしてきました。
確かに強い家だと思います。
しかし、木の家が弱いかと言えば、NO!
それは阪神大震災でも実験でも証明されていますし、
むしろ有利な面も少なくないのです。
断熱や遮音など、いわゆる住宅性能もしかり。
ここに“木の真実”をご紹介しましょう。
「木の家が好きだけど、大丈夫?」という皆さまに贈ります。


木は、鉄やコンクリートより強し?!


鉄やコンクリートの方が、強いです。ただし同じ大きさで比べた場合の話。「同じ重さ」で比較すると、強いのは木。この事実は、耐震性に大きな意味をもたらします。
まずは強さの比較。同じ重さで比べると、たとえばスギ材の引っ張り強度は鉄の4倍。圧縮強度はコンクリートの6倍。つまり、鉄やコンクリートが木と同じ強度を確保するには、何倍もの重さが必要ということです。

さて、ここに同じ強度の木・鉄・コンクリートの家があり、そこへ地震が来たとします。どうなると思いますか? 地震エネルギーは建物の重さに比例するため、同じ強度であっても、軽い木の家の方が地震の力がかからず、倒壊のようなダメージを受けにくいのです。
もちろん鉄やコンクリートにも多くの利点があり、安心ないい家を建てることができます。でも、木の家だって安心。どんな家であれ、適材適所の材料を正しく施工することが肝心なのです。



★建築基準を守った木の在来工法の家(木造軸組工法)が、高い耐震性を備えていることは、阪神大震災の最大震度を再現した実験でも、証明されています。



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しかも木は、長生き。


この世で一番長生きの生物は何ですか? 鶴? 亀? 正解は木! 樹齢数千年の木(屋久杉)があるほどですから。じつは、木は製材されてからも生きています。森林浴でおなじみのフィトンチッドだって放出しますし、1,000年を経たお寺の柱も、カンナをかけると木の香りがするそうです。 強度も衰えません。たとえば鉄の強度は新品のときを頂点に劣化の道を歩みますが、木は製材されて100年を過ぎてもなお強度が変わらず、ヒノキなどはむしろ強くなっていくことが分かっています。

       



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木は、じつは火にも強し?!


これも信じられないかもしれませんが、事実です。木は焼けると表面が炭化するため、ある程度の厚さがあれば、それ以上はなかなか燃えないのです。ある実験によると炭化速度は1分間に0.6ミリ〜0.8ミリくらい。30分燃え続けても18〜24ミリ。鉄やアルミは数分で強度が急に低下し、やがてその柱はグニャと曲がってしまう。火事であれば倒壊しやすくなります。 燃える、燃えないという特性だけで言えば木は燃える素材。耐火等級もそこだけに目を向けてしまう。でも建材と火事という関係で見ると、木の方が安全という見方もあるのです。

       



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木は、腐らない。


雨ざらしなど過酷な環境でない限り、木は腐りません。(雨ざらしでも撥水加工を定期的に施せば、容易には腐りません)。まして木の家は、雨漏りや浴室の水が漏れるような欠陥住宅でない限り、腐る心配はなし。建築面でも、床下や屋根裏の通気を良くするのが基本中の基本であり、そうした点からも腐る心配はありません。 「浴室や洗面など湿気が多い所はダメでしょ?」、いや、ヒノキやマキなど湿気に強い天然木を使えば、むしろ湿気を吸収しカビを防ぎやすくなりますし、保温性も高まります。ふだんは、浴室の窓を開けて通気性を良くすることを心がけてください。

       



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木は、断熱性ピカイチ。


私たちがアツアツの鍋を持てるのは、木の柄が熱くないから。この一点でもお分かりのように、木はとても優れた断熱性を備えています。さらに断熱材を使って、ふつうにしっかり建てれば、木の家は充分に断熱性能の高い家になります。 数値上は、より高度な断熱性能をもつ家も確かにあります。でも温暖な静岡でそこまでの断熱が必要かどうか……。気密性もしきりにアピールされていますが、むしろ適度な通気性を確保した方が快適・健康的だとも言える……。このあたりは個々の価値観に応じて、そこにコストをかけるかどうか、という問題になると思います。

       



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木は、音を吸収する。


ウイスキーメーカーが造った音楽ホール。内装にウイスキー樽と同じオーク材が使われて話題になりました。思えばどこの音楽ホールでも内装は木材。木の吸音性を活かしているのです。コンクリートなど固い壁では、音を何度もはね返してしまうのです。住宅でも、音楽をよく聴く部屋やホームシアターでは、木の内装がベスト。部屋の音が室外へ響きにくく、外の音を室内に入れにくいなど、家の基本性能の観点からも有効です。
       



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多い湿気は吸い、乾燥していれば放出。 木は、自然のエアコン。


「木は呼吸している」という表現があります。これは木の吸湿放湿作用を言っています。湿気が多いと吸収し、逆に空気が乾燥していれば湿気を放出。木は自然のエアコンとも言うべき機能をもっているのです。そしてこの特徴は、湿気が多く、蒸し暑い日本には理想的です。湿気を吸うということは、湿気を吸わない素材に比べて結露が起きにくいということ。おのずとカビ・ダニの発生も抑えられ、家の寿命だって延びる。健康面でもうれしい高機能です。

       



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「しっかり乾燥」こそ、 木の品質の決め手。


伐採して間もない木は、水分たっぷり。それをそのまま家づくりに使うと、乾燥によって「そり」や「ねじれ」などが生じ、やがて壁にひびが入ったり、襖がスムーズに開閉できなかったり。このため、家づくりでは乾燥させた木を使うことが肝心です。(微妙な変形はあり得ます) 昔の家づくりは、時間をかけてじっくり行いましたから、たとえ未乾燥材を使っても建てている間に乾燥していき、また大工さんも木の変形を計算に入れながら建てていました。しかし短工期が求められる現代は、それだけの時間的なゆとりはなく、あらかじめ人工乾燥または天然乾燥させた木を使います。

       



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